モテるのはマインドセットがすべて、それを証明しよう。

恋愛解明ゲーム、そしてぼくは人間になる。

健康と人生の関係を考察する

一ヶ月ぶりに筆を執りました。

ブログも頑張っていこうと思います。

 

さて、わたしが虚弱体質で激弱な人間であることは、長年のブログファンの皆さんはご存知のことと思います。

さて、現状はどうなのでしょうか?

・・・実は、相変わらずのボチボチ低空飛行です。良かったり悪かったりで、「とても良い、エネルギーに溢れている」なんていうのは一年のうちで一瞬しかない感じです。ほぼ、年がら年中弱ってるじゃん、、と。

が、だからこそ健康についていろいろと考えて、その中で一つ気づいたことがありましたので、それをシェアしたいと思います。

 

健康でなければ何もできない、というのは真実です。ぼくみたいに虚弱の人、風邪ばかり引いている人は、時間やチャンスを無駄にしているという気持ちがとても強い。「また風邪かよ」と思いながら寝込んでいるときの無力感、ショートスリーパーで人生を謳歌している人の話を聞くと、ドーンと落ちる、そういうことがあります。

こういう健康のありがたさは大病をしたり、老化で身体が思うように動かなくなってからハタと気付く、そういうものではありません。

今が旬のダルビッシュやオオタニがそうであるように、人生のクオリティやパフォーマンスの完成度は身体の強さと大きな関係があります。だからこそ、健康の大切さは若いうちに悟ったほうが良い、年老いてどうしようもない身体になってから悟っても、もう遅いのです。現役時代からその試行錯誤をスタートし、健康・パフォーマンス・人生の質を高めていかなければなりません。ということは、虚弱であるぼくや読者のみんなは、虚弱であるがゆえのハンディキャップを持っているが、同時にダルビッシュやオオタニのようなマインドセットを持つことも可能だ、彼らのような “自分が望む納得いく人生” を歩けるポテンシャルを秘めている、とプラスに捉えることもできます。

さて、もがきながら、試行錯誤しつつ、健康を追求していくこの道のりは、単に「健康を手にするため」ということに留まりません。さて、我々はこの探求をしながら、いったい何を得ることができるのでしょうか?

 

まず先に答えを言ってしまうと、

人生のクオリティとか高いパフォーマンスとか優れた人間性とか、そういうものを獲得することができます。

では、何を以て人生の質とかデカいことを語っているのか、その理由を説明しなければいけませんね。

 

ダルビッシュやオオタニを例に取るとわかりやすい。

彼らの日々のルーティンや野球哲学をドキュメンタリーやインタビューなどで垣間見ると、それがとてもよくわかります。ダルビッシュが認めるように彼自身は身体が強い方ではない。それで、メジャーの怪物たちとやり合うにはそういう細かいところにもすべて気を使ってすべてを捧げないといけない、そうやってやっと、闘えるスタートに立つことができるという切羽詰まった意識がスタートにあります。野球人生にすべてをかけてこそ、この世界で生き残っていけるというようなことをドキュメンタリーで語っていました。その中には他者が引くほどのこだわりを持って健康に気を使う、という人知れぬ苦労もあります。それで彼らと互角になれれば御の字だ、という謙虚で地道な気持ちです。そして、そういう涙ぐましい努力は見事に実りました。彼の安定した長年の実績は、30歳半ばで長期契約を結ぶことすら可能にしたのです。

さて仮の話ですが、もし若かりしダルビッシュ有が現在の彼へとスーッとタイムスリップして、メンテナンスされた身体や豊富な知識と経験や人脈もろもろを、”なんの苦労もせず一瞬で” 手に入れたとしたら、今大会WBCでのあの姿はあるのでしょうか? 試行錯誤のプロセスをすっ飛ばして、各種の結果だけポンっと渡されたとしたら、後輩にアドバイスしたり、身体性やメンタルや哲学について論理的に説明したり、インタビューで堂々と応えたり、逆境を跳ね返したりと、果たしてそういうことが可能でしょうか?という問いです。

できない、というのが正解でしょう。

それはまるで、普通の中学生に量子力学の難解な説明と解答をセットでポンっと渡すようなものだからです。彼は「プロセス」を踏んでいない。試行錯誤してそれらの論理や背後にある意味を理解していません。ただ、暗記した答えをオウム返ししているだけです。

ダルビッシュが色々な状況に対応できるのも、自分自身で試行錯誤しながらその意味を悟るようになり、本質に迫るよう日々努力しているからなのです。獲得した健康やメジャーで活躍できる身体、それはプロセスをきちんと踏んだ「結果」に過ぎません。それらの結果、つまりあの歳でサインした6年契約というのはまさに「おまけ」なのです。そこを狙ってやってきたというよりも、プロセスをきちんと踏んだ後に、舞い込んできたもの、というイメージが正しいでしょう。それらが「おまけ」ということは、本丸が存在している。それこそが、彼の人生の質なのです。彼が健康を入り口にして今手にしているもの全ては、その「プロセスの蓄積」であり、結果ではない。プロセスこそが人生の質やパフォーマンスのレベルというものを担保しているのです。

そんなダルビッシュが、オオタニに関して述べていた言葉が印象的でした。

「大谷君のホームランは凄いが、本当に彼の凄いところはそこじゃない。裏の部分であり、日々の過ごし方、何を食べているか、トレーニングの組み方、栄養の取り方、すべてだ。」

つまり、オオタニが打ち立てるあのとてつもないパフォーマンスにはそれなりの原因や背景が存在しており、ぼくがこの記事で表現した”プロセス“というものですが、ダルビッシュはそれを直で見ているからオオタニの数々の輝かしい結果は驚かない、当然だ、と語っているのです。

そんなオオタニも、自ら探求していくタイプの人間で、独自のトレーニングや食事の理論を持っています。そして目標達成のためには決して妥協することなく、決めたことを守っています。彼の食事や睡眠、トレーニングやニュートリションは変態的なものであり野球狂と表現してもいいと思いますが、これは野球における結果だけではなく「信頼に足る人間になる」という彼自身の人としての壮大な目標達成にも貢献しています。そして、余談ですが、オオタニが野球の為に組み上げたこれらの理論はもちろんダルビッシュのそれとは違います。それは彼の“独自のプロセス”によって作り上げたものだからです。そしてWBCでダルビッシュと意見交換したとすると、そこには本物のケミストリーが起こります。各々が独自の理論を持っており、だからこそ意見交換に意味があるのです。これが人脈の意味です。

プロセスを踏んでいない者、その蓄積が無い者同士が交流して、何かのケミストリーが起きるのか?これを人脈とはぼくは呼びません。人脈とは単なる顔合わせや名刺交換ではない。オオタニが飲み会に行きたがらないというのは、こういう意味もあるでしょう。

健康をスタートに生活を組み立てていく、→パフォーマンスが少しづつ向上していく、こういうところはその人の人生の質にまで大きな影響を及ぼすというのが、わかるのではないでしょうか。

健康を考えるのは本当に難しい、とても厳しい道のりです。

身体にとって何が良くて何が悪いかは、千差万別で、世間で良いとされているものが自分には悪いということがあり得ます。タバコを吸ってるのに長生きとか、野菜を食べない偏食なのにトップアスリートとか、そういう人もいます。生姜やにんにくやキノコなど一般には良いとされている食品も、合わない人が世と信じて食べ続けると危険ですらある。運動をしたほうがいいのか、するならどういう種類の運動が適しているのか、睡眠は、、というようにその組み合わせは無限に出てきます。短期的には良くても長期的には害になることもたくさんあります。本やYouTubeにて熱心に勉強すればするほど、昨日見た理論が今日はもう否定されて真逆のことが次々に語られる。

そんなことが溢れています。

もう、何が正しいのか分かりません。

そうです、正しい答えというものはどこにもない。すべての人にとっての普遍的な健康法などを探してもそんなものは存在しません。我々が求めるべきは「自分に合っている」健康法や栄養やトレーニングなのです。こんなのは本やデータが教えてくれるわけではない、自分で試行錯誤して発見していくしかないのです。それらを調べていくときには、表面的な情報に踊らされない、より根本的本質的なものを求める、そういう姿勢が必要になってきます。注意深く慎重な観察や考えで取り組まないといけないし、たくさん失敗もするだろうし、決して楽な道ではない。

でも、真摯に取り組めば少しづつ真実へ近づくことができる。

こういうことなのです。

さて、結論に行きましょう。

健康追求への道のりで我々が得られるものは何か? それが、高い人生の質、本質を追求するパラダイム、トライ・アンド・エラーの習慣、諦めない心や忍耐力、他者への優しさ、など人としての魅力や答えのない世界を生き抜く術など、本当に多岐にわたる、というのはそういうことなのです。

こんなに大切なものなのに、「多くの人にはそれが見えていない」と、ダルビッシュはYouTubeで言っていたのです。そして、「大谷くんはぼくによく話しかけてくるが、それはたぶんぼくしか会話が通じないから。栄養とかトレーニングの深いところは特にそうなんだ」と言っていたように、そのプロセスを通ってきた者たちにしか分からない。僕らはWBCの各試合に熱狂するとともに、そういうところも学ばなければいけません。なんたってWBCの精鋭たちにおいてさえ、そういうことをやれているのはマイノリティなのだから。

ぼくは、健康は人生を豊かにするための大事なテーマだと信じて疑いません。そして歳を取ってくれば来るほど、そこに取り組むかどうかでどんどん差が開いてくる。

だからぼくらは今の今、まさにこういうところを頑張っているんですよね。

今日は、虚弱から始まって人生の質まで話が広がっていきました。

諦めなければいいことがありそうです。

 

やじろべえー。

 

 

 

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