モテるのはマインドセットがすべて、それを証明しよう。

恋愛解明ゲーム、そしてぼくは人間になる。

現代社会を生き抜くーその利点と難しさ モテの観点から語る

こんにちは、2024年調子どうでしょうか。

昨今は自己啓発、男磨き系のYouTuberなどが増えてきてるので、2024年が2か月たった今もモチベーションを切らさず頑張れているのではないかと思います。こういう男たちが増えてお気に入り登録しておくだけで、意識高い系の友達を周囲においておけるのでいい時代になったなあと思います。

今年も頑張ってください。

 

さて、その「いい時代になった」ということを考察していきましょう。これは、すべての男にとって→いい時代、ということを意味していません。情報が増えれば増えるほど玉石混交でゴミのような情報も増えるがため、こちら側に取捨選択の能力や自己規律が求められ、自由を善用する力や意志が試されるからです。フェイクニュースが増えれば増えるほど、あっという間にそれに流される人が増えました。SNSや画像処理のテクノロジーが発達したがゆえの負の部分です。それととともに、真偽を見抜く能力のある人はますます目が肥えて賢くなっていきますから、情報の増大は二極化を呼び込むことになるでしょう。その差は開いていくばかりだと言えます。ぼくらは、現代社会は便利さの裏側に隠れた、テクノロジーの負の側面を理解する必要があります。

シリコンバレーの経営者が自分の子供にスマホを与えないとか、著名な研究者がインタビューで「SNSは人を不幸にする」と言っているというのは、どういうことか考えなければなりません。精神科医がスマホが脳に中毒を引き起こすことを示す、FBのいいね開発者が自らのスマホ利用時間を制限しているー彼は子供のスマホ使用を制限するアプリをインストールしてまでー、こういう実情があります。これはどういうことなのか?SNS=不幸という図式は、SNSでキラキラしている人々を見ていると、やりたくもない仕事を毎日こなし、少しもキラキラしていない自分を卑下する感情が増幅して、とてつもない不幸感へ突き落される、ということもあるようです。でもこういうデバイスやソーシャルメディアは中毒性を誘発するように設計されていますから、満たされそうで満たされないドーパミンの暴走もあり、精神的に疲労困憊します。これが不幸”感”であることが重要で、自分自身が本当に不幸であるかといえばそうではありませんし、キラキラしているスマホの裏のインフルエンサーもリアルにキラキラしているかはわかりません。・・が、自分は不幸である、と頭から離れない。

これが、スマホが作り出したあなたが見ている世界です。

スマホのない時代の人間の生活において、自分の生活圏で接する人々がすべてキラキラ、嫌というほど見せつけられて自分だけが平凡、ということはありません。みんな良い日もあれば悪い日もある、それがリアルであり、喜怒哀楽のすべてを双方向にコミュニケーションする生活でした。

ところが、スマホは一方的にいくらでも他人のキラキラを”我々自身が”収集してしまう。それに輪をかけて「関連情報」でこれでもかと、現実離れした情報を浴びせてくる。現実をよく見ればこんな世界はどこにも存在していないのに、スマホを手にしている間はそんな夢の世界が存在しているように思えてしょうがない。自分もそうなりたい!スマホの接触時間が長すぎて何が現実か脳はわからなります。そして不自然なまでに神経伝達物質が過剰に往来し、わけがわからなくなるのです。

ここで、スマホやSNSの開発者は、仕組みを熟知しているがゆえにその危険に気づきストップをかけられるのですが、ぼくら一般人はそこに気付けない。ある種の進歩主義者が主張するような「いい時代になった」という感覚をインスタントに肯定してしまいます。そして、みんな電車でスマホ見ているし、まあ大丈夫でしょ、という大衆に流されるというもう一つの人間の特徴によってそれに拍車がかかります。こうやって沼にはまっていく。

 

現代生活の難しさは、ここにあります。

男磨き系のYouTuberやインフルエンサーが必ずといっていいほど、スマホ依存、ポルノ中毒からの脱却、身体を動かし、健康的な食事をしろ、と口を揃えて語り出すのは、テクノロジーが本来の人間性を狂わすような作用をするからです。テクノロジーが我々に見せる世界は現実にはどこにも存在していない。だから、リハビリとして現実世界で身体を使え、と言っているのですね。

スクリーンの中の世界が虚構であり、今生きているあなたの世界とはかけ離れた世界であることがわからなくなる。一昔前のテレビを見ていた世代は、その世界が現実とは違う、テレビの人はあこがれの人だということがわかりましたが、手の中のスマホだとそれがますますわからなります。だって、YouTuberだって普通のひとでしょ、スマホで動画取ってYoutubeにアップするのはわたしでもできる、と。だれでも簡単にYoutuberになれるんだ、と。実際にそうやって有名になってセレブの仲間入りを果たす人たちも大勢いる、そのプロセスを見ていればスマホ世界と現実世界の区別がつかなくなるのは当然です。

これは余談ですが、少しだけ。そうゆうyoutubeをつかってのし上がっていった成功者たち、彼らは苛烈な競争の中ですさまじい努力を尽くしているのが現実で、我々がイメージするキラキラとはまったく違うというのが裏側です。しかし、彼らはそれが好きだから、自分の性に合っているからそれを高いレベルで継続できているだけなのです。そして万に一つ同じような努力をし同じような結果を得てインフルエンサーになれたとしても、今度は有名税を払わなければなりません。そのつらさに耐えかねて残念ながら自殺してしまう有名人がいることをぼくらは知っています。キラキラはどこへやら。

つまりは、スマホが作り出す世界は、スマホの中の世界と現実世界は違うんだ、ということを強く理解しなければなりません。これはよく、社会文化や科学の発展に対して、人間古来の機能が追い付かないからだという文脈で語られますが、このギャップが人間を不幸にしているわけですね。ありもしない世界にぼくらは誘われる傾向が常にあるんだという事、ここがわからないとあっというまにテクノロジーに呑み込まれるでしょう。

 

今は推し活というのが流行っています、これは昔でいう「追っかけ」なのでしょうか。自分のイチオシを応援することで幸せを感じる、人間にはそういう面があります。今は、SNSで一般人も有名になれるがゆえに「有名だけど身近」という人たちの数がかなり増えてきました。そしてそういう人たちと繋がることもテクノロジーの進歩ゆえにたいへん容易になってきて、推し活の広く浅くが可能になってきました。スマホなので今は暇があれば推し活ができる。学校や職場の休み時間(なんならサボってまで)に推し活して、画面やスクリーンで人間関係を作る。ここからエネルギーがスポイルされていくんではないか、とぼくは思っています。

 

なぜいきなり推し活の話をし始めたのか? ちょっと話が飛びますが、ひとまず現代社会の利点と難しさ、その交差点という話しましょう。あとで要点の戻ってきますので。

スマホのおかげで単なる推し活を、現実に引き寄せることが可能になりました。インフルエンサーをフォローしたり(フォローされたり)、DMを送ったり、ライブ配信でコメントしたり、投げ銭して印象付けたりすることができます。まさにソーシャルなネットワークの世界で、昭和の芸能人には近づけないそんな時代とは大きく変わりました。推し活から入り、実際につながりをもち、自分も推し活される側の人間になる人がいます。

一方で、電脳空間の推し活に生活の大部分を持って行かれ、現実世界で「自分のための時間やエネルギー」がなくなってしまう、ということもかなり起こり得ます。一人一台のスマホの世界、手のひらサイズのデバイスだと、誰に邪魔されるでもなくせっせと推し活にすべてを投入できます。するととどうなるか? 現実世界で人間関係を作り、それを育て、自分を成長させ、それらを財産にすることができなくなります。だってそうする必要がないんですから。自分自身の世界に閉じこもって推し活から幸せを感じて、それで完結するんですから。そして現実世界で人間関係を築く能力、それに付随するめんどくさいことも呑み込むタフさは、どんどん衰えていきます。そういう意味で推し活の人間関係の「単方向でいいところばっかり見せられる世界」は、現実世界で生きていく能力をまったく養いません。自分が推し活で投入した時間やエネルギーはその仮想世界にどんどんスポイルされて、現実世界では何も残りません。

 

さっきもちょい触れましたが、似たような構造がポルノ依存にもあります。多くのインフルエンサーが指摘している通り、家から一歩も出ず、スマホ一つでそういうものを手にするということは、現実世界の恋愛からどんどん人を遠ざける。簡単にそれが可能なら、痛い・恥ずかしい思いして現実へ飛び出さなくてもいいじゃん、という思考になる。ドーパミンは力は絶大なのです。

"Masturbation Has DANGEROUS Effects on Dopamine!" | Jordan Peterson and Andrew Huberman Discuss - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=INB_O9pbKWg

The Dark Ways Porn Has Changed Our Society - YouTube

 

テクノロジーは社会生活を便利にしました。

仕事や家事を楽にし、情報収集の幅と質を広げ、交友関係を築くのを助けます。経済成長を促し、人類の可能性を広げました。有名人のインタビューや、インフルエンサーのモーニングルーティン、外国語の勉強、スポーツのモチベーションなど、自己研鑽に役立つコンテンツがすぐに手に入り、自己へ吸収できます。

一方で、これらのコンテンツは吸引力が強いため、すぐに我々をネガティブな方向へ誘います。

・百害あって一利なしのコンテンツへ誘われる

・勉強用コンテンツ、それを消費することが自己目的化してしまう

・情報過多で、脳がオーバーヒート

・リアルな世界への接触時間の減少

・運動不足

 

これらが、一歩間違えば努力を横道へそれさせる要因であり、横道へそれれば目標へ到達することはできません。気を散らすものが多いのが現代社会なのです。

気を散らすものが多い、でも人間のリソースは有限。

ここから、自分に投資しそれらを磨くための時間やエネルギーや金銭を、気を散らすモノから守り、適切に運用していく大切さが痛感されます。

世の中で言う「いい時代」を、あなたにとっての「いい時代」にするには、

現代社会の難しさを認識し、

情報に流されず取捨選択し、

リソースを最大限自己投資に振り向け、

ルーティーンを守りつつ、

他者に精一杯貢献する

こういうことが不可欠なのです。

 

2024年があなたにとって、人生のターニングポイントになりますように。

 

※※※質問に答えます※※※

 

質問1:

いつもありがとうございます!長文最高に好きです。といいつつ、それに反するような質問ですがご容赦ください。日本人の僕たちが世界を相手にしていくための土台作り。それは結局、何をやっていけばいいのでしょうか?筋力アップ、運動機能向上、健康の追求、雄としての能力アップといった感じでしょうか? 個人的には侍になりたいなあと思っています笑笑

回答1:

侍ですか、いいですね。

「世界を相手にする」には、独自性での差別化が必要ですから、侍はとてもいいんじゃないでしょうか。となると、侍に関する書籍を10冊ぐらい買ってきて、バーッとよんで、その価値観をインストールしなければいけませんね。

そして、日々チャレンジして、修羅場をくぐる経験を積み重ねたいところです。

侍のカッコよさは時代劇を見てみても感じられますが、本質的に侍たらしめるものは何なのかを深く理解しなければなりません。武士たちはお殿様のためには身を捧げたり、桜のように美しく散ったり、最後は潔く腹を切らなければなりませんので、生ぬるい現代社会でそれらの価値観を身に着けるにはそうとう頑張らなければいけませんね。

まあ侍たちの厳しい生き様を考えれば、生ぬるい現代社会で男を磨くなんて屁が出るほど簡単でしょう。日々修練していた武士たちに比べれば、筋トレとか健康とか規則正しいルーティーンなどは、息を吐くようにできて当たり前、というぐらいでしょう。

 

質問2:

転職サイトでスカウトともらった会社があり、調べれば魅力的に感じ気持ちも向いていましたが、面接のあと「選考見送り」となってしまいました。ショックが大きくそれ以来何をやっても上の空でうまく切り替えができません。こういうときに乗り越えるマインドセットを教えてください。(長文でしたので、こちらで文面を編集しました)

回答2:

それはとても残念でしたね。

気持ちが向かっていて走り出しているときにその方向を絶たれたら、心にぽっかり穴が開くのはよくあることです。どうやってもそこには戻れないわけなので、これらをどう受け止め、消化し、次へ行くか。

意味のある回答になっているかわかりませんが、結局その会社はあなたには合わなかったわけで、別の会社を見つけるということになります。これは実らなかった恋とも通ずるところがあります。失恋したらその痛みは大きく、もう「世界の終わり」のように感じますが、客観的に見ると、数ある可能性の一つ、それが「違ったんだ」ということを確認した、ということになります。若い頃の恋愛を振り返ると、その瞬間はコミットしていたが、後から考えると別の選択肢の方が良かったということはよくあります。

こういう場合は、自身の可能性を閉じてしまわないためにも、早々に次へ走り出すのがベストだと思います。

頑張ってください。

 

◎やじろべえ◎

 

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